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2017/02/09
【開催報告】活気溢れた2月5日のセミナー

活気溢れた2月5日のセミナー
(Debunking the myths of Northeast Asia’s borders)

 2月5日の午後1時から6時までABSjと協力し、CAFSとNIHUが主催する国際セミナー 「北東アジア境界をめぐる神話を暴く」(Debunking the myths of Northeast Asia’s borders)が開催された。

セミナーはまず、Akihiro IWASHITA(九州大学/北海道大学)の挨拶からはじまり、  ABSjの責任者であるNaomi CHI(北海道大学)の開会の辞をJong-Seok PARK(九州大学)が代読した。
 次に、 Beom-Shik SHIN(ソウル大学)の基調報告があった。タイトルは「ポスト冷戦時代の北東アジアにおける変化する戦略的三角関係」(The Changing Strategic Triangle in Post-Cold War Northeast Asia)。SHINは、三ヶ国の関係を理解するための理論的考案、1970年代以後の北東アジアの情勢の変化、今後の予測、関係改善のための提言の順で議論を展開した。

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 セッション1はEdward BOYLE(九州大学)の司会で、二人の者が登壇した。まず、Takashi YAMAZAKI(大阪市立大学)が「地方選挙への多階層的な文脈的影響—北東アジアの中の沖縄—」(Multi-scalar Contextual Effects on Local Elections—Okinawa in Northeast Asia—)というタイトルで報告、続いてBae-Gyoon PARK(ソウル大学)が「東アジア開発国家における特別区域」(Special Zones and Territorialities of East Asian Developmental States)というタイトルで報告した。Jonathan BULL(北海道大学)のコメントを経て、特定の地域における主権の問題や、その地域を比較し統合するような国際的仕組みの可能性などについて活発な討論が行われた。

 セッション2はSerghei GOLUNOV(九州大学)の司会の下、四人の者が登壇した。まず、Ik-Joong YOUN(韓国・翰林大学)が「プーチンと安倍の下での日露関係と朝鮮半島」(Developments of Russo-Japanese Relations under Putin and Abe and the Korean Peninsula : From the Korean Perspective)というタイトルで報告を行った。Alibay MAMMADOV(北海道大学)は「北方領土問題と元島民の見解」(Northern Territories Issue and the Views of Former Japanese Residents and Their Descendants)というタイトルで報告を行った。Paul RICHARDSON (イギリス・バーミンガム大学)が「忍耐と実用的な愛国主義:日本との領土紛争に対するプーチンのアプローチ」(Patience and Pragmatic Patriotism : Putin’s approach to the territorial dispute with Japan)と、Akihiro IWASHITA(九州大学/北海道大学)が「歴史の一幕を閉じた安倍とプーチンの山口サミット:北方領土に対する墓碑」(The Abe-Putin Yamaguchi Summit Ends a History : An Epitaph to the Northern Territories)というタイトルで、それぞれ報告を行った。コメンテーターとしてYukiko HAMA(津田塾大学)が登壇し、日露間の領土問題解決の展望や共同経済活動の現実性などについて活発な討論が行われた。

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 セミナーは、報告者やコメンテーターのみならず、始終活気溢れる討論で結ばれた。セミナー後に懇親会も設けられ、和気藹々な議論が続いた。

(Jong-Seok PARK記)

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